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執筆者の写真trefle osteo

腰痛が便秘の原因に⁉

以前、

「消化器官の不調が原因で腰痛になることがある」と

紹介しましたが

今回はその逆で

「腰痛が原因で消化器官に不調が起こることがある」

ということを紹介します。




腰痛があるとどうして便秘になるの?

腰痛の原因はさまざまで

必ずしも「腰痛=便秘」となるわけではありません。


特にぎっくり腰などの急性腰痛の場合には

すぐに便秘とつながることはないです。


しかし、急性腰痛後にしっかりと回復せずに

腰痛が慢性化して痛みや不調が続いたり

もともと慢性腰痛を持っている場合には

便通不良や便秘を生じることがあります。


その理由は

腰の上のほうから太ももの内側にかけてついている

腸腰筋のコリやハリです。


腸腰筋は

腰の上のほう(右:L1~3、左:L1~2)から

ついている大腰筋

骨盤(腸骨)からついている腸骨筋の総称で

腰/お腹のインナーマッスルの1つです。


この筋肉は

左右の大腸(右:上行結腸、左:下行結腸&S状結腸)の

後ろを走行していて

腰の前弯(姿勢)のサポートや股関節の初動筋として

日常の何気ない動きをサポートする

とても重要な役割を持っています。


そして、腰の不調や痛みが原因で

この筋肉にハリやコリがでてしまったり

もしくはこの筋肉のハリやコリが原因で

腰の不調や痛みがでたりします。


腸腰筋にハリやコリなどの不調があると

その隣接臓器にも影響するので

この筋肉と隣接している大腸の動きを妨げる

原因になることがあります。


そのため、結果として

大腸の蠕動運動(腸を振動させて便を運ぶ)が

正常に行われずに便通不良や便秘になってしまいます。



どうやって改善したらいい?

腸腰筋はインナーマッスルなので

マッサージで筋肉をほぐすことはできないので

ストレッチでハリやコリを取り除きます。


もちろん、誰かに施術をしてもらう際には

腸腰筋を触知して筋肉を緩めることもできます

(オステオパシー治療ではPRを用いります)が

自分で日頃からケアすることが大切なので

1日の終わりなどにストレッチを取り入れることを

おススメします。


また、適度な運動

筋肉の動的ストレッチにもなるので

ウォーキングなど身体に負担の少ない運動から

取り入れてみてください。


そして、反り腰や腰が丸まっている方は

姿勢改善をすることで

腸腰筋の過度なハリやコリを防いぐことができます。



最後に

ストレッチを取り入れてみたり

姿勢を気にして改善するなど

ちょっとした生活の見直しをするだけで

身体を改善することができるので

自分のできることから取り入れてみてください。

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