みなさんは暖かいのと涼しいのは
どちらが好きですか?
季節や時間帯によって
気温が高くなったり低くなったりしますが
私たちの身体は
温度に影響されるって知っていましたか?
今回は「気温と身体の関係」について紹介します。
気温がストレスの原因にも!
地域によって
気温の高かったり低かったりしますよね。
また真夏の猛暑日や冬の大寒波など
気温が普段よりも著しく
高くなったり低くなったりする日もありますよね。
極端に気温が高かったり低かったりすると
交感神経が優位となり
身体がストレス状態になります。
さらに、極端に高温/低温でなくても
「心地よくない」と感じる気温でも
心拍数が変動するなど
リラックス状態とはかけ離れてしまいます。
気温を利用して身体にいい影響も!
先ほど紹介したように
気温によって身体はストレス状態になってしまいます。
ですが、40℃近い高い気温の時には
動脈や毛細血管が拡張し血液循環がよくなり
1℃近い低い気温の時には血管の収縮などに加えて
細胞の増殖を促進するホルモンの
生産の上昇が起こることから
温冷療法として医療の現場で用いられることもあります。
また、高い気温や低い気温の身体への刺激は
交感神経を優位な状態にするので
その刺激の後には副交感神経優位になりやすくなるので
身体がリラックス状態になりやすくなります。
さらに、気温によって
集中力などのパフォーマンスが変わるとも言われています。
海外の研究では
およそ22℃が最も能力を発揮しやすく
それよりも低かったり高かったりすると
パフォーマンスが下がっていくと言われています。
24~32℃では
心地がいいと思う温度であっても1℃上昇するごとに
パフォーマンスは1%ずつ下がるとも言われています。
自分に合った温度調節をしましょう!
先ほど22℃くらいが
最もパフォーマンスが上がりやすいと紹介しましたが
この温度はあくまで指標です。
同じ気温でも
年齢や性別、人種や生まれ育った環境などによって
「暖かい」と感じる人も「寒い」と感じる人もいます。
この”およそ22℃”という指標を出した研究でも
子どもは大人に比べて代謝が15~20%高いため
19.5℃くらいがパフォーマンスが最もよくなると
説明されています。
そのため、自分で気温を調節する際には
「少し涼しい」と思う温度にすると
集中力などの能力を発揮しやすくなると言われています。
自分の部屋など気温調節をできる環境では
リラックスしたい時には「少し暖かい」、
集中したい時には「少し涼しい」と思う気温に調節して
身体へのストレスを少なくしてみてください。
ただ、職場や公共施設など
外出先では温度調節ができないことも多いので
上着を持って出かけるなどして
身の回りで調整できるようにいておくといいです。
最後に
「暑いときには涼しく、寒いときには暖かく」と
普段から冷暖房器具を活用している方も多いと思いますが
「暑いから」「寒いから」だけではなく
「リラックスしたいから」「集中したいから」など
少しこれまでと違った観点から温度調節も行うと
より身体にも心にもストレスの少ない環境づくりができるので
ぜひ試してみてください。
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