痛みはもちろん
大きく変形した足の親指の付け根で
見た目も気になりますよね。
今回はその外反母趾について紹介します。
外反母趾って?
外反母趾とは
足の親指が小指方向に向かって
曲がってしまった状態で
痛みを伴う関節変形のことです。
また、突出した部分が靴に圧迫されることで
コブ(有痛性腱膜瘤:Bunion)ができて
強い痛みを生じることもあります。
外反母趾は
親指が曲がっている角度によって
重症度が異なります。
まず、15度以上のものを外反母趾といい
20度未満のものを軽度、
20~40度のものを中等度、
そして40度以上のものを重度と分類しています。
外反母趾になる原因は?
外反母趾になる原因としては
まずよく言われるものに
形の合わない靴を履くことです。
サイズはもちろんですが
靴もメーカー/ブランドによって
使用している型が違うので
同じサイズの靴でも形はさまざまです。
特に海外メーカー/ブランドの靴などは
その国の人に合った
足の形に合わせて作っていることも多いので
日本人には合わないこともあります。
また、パンプスやハイヒールなど
つま先が細くなっている靴も
これと同様のことがいえます。
もう1つの原因は
足への体重のかかり方です。
足の裏に均等に体重がかからず
親指側に体重がかかっていると
外反母趾の原因となってしまいます。
そして、
足に均等に体重がかからないのには
筋肉バランスの乱れや
O脚やX脚などの膝関節の歪み、
股関節や骨盤の歪みなど
さまざまな原因があります。
また、左右の脚の長さが違うことで
体重のかかり方が変わり
外反母趾を引き起こすこともあります。
そのため、外反母趾のその他の原因としては
遺伝的/骨格的なものもあります。
ただし、遺伝的/骨格的な要因であったとしても
しっかりとケアをしてあげることで
症状を最小限にしたり
悪化を防ぐことができます。
どうやって予防・改善するの?
予防・改善としてまず大切なのは
自分の足に合った靴を履くことです。
特に、おしゃれをして出かける時の靴は
デザイン重視で選ぶことが多いと思いますが
どんなにおしゃれな靴を履いても
それを履いている足に負担がかかってしまって
足が変形してしまっては元も子もありません。
足だけに限らず
”変形”はその部分の負担だけに限らず
コンプレックスなどの
精神的なダメージの原因にもなります。
自分の足に合った靴を見つけるのは
簡単なことではないですが
靴を選ぶ時には余裕をもって
じっくりと探してみてください。
そして次に大切なのが
身体のバランスを整えることです。
身体の歪みを改善したり
筋力バランスや柔軟性の向上など
身体全体のバランスを整えてあげることで
足にかかる体重が均等に分散されるようになり
一部分への過度な負担が軽減されるので
外反母趾を含む
さまざまな足の不調の改善につながります。
最後に
外反母趾は痛みを伴う足の変形の一つなので
痛みはもちろんですが
見た目が気になる方も少なくないです。
普段履いている靴や
身体のケアをしてあげることで
予防・改善になるので
まずはできることから始めてみましょう。
気になること/質問がある方は
お気軽にお問い合わせください。
Komentarze