サッカーやテニス、バスケでも!プレー中に起こりやすい、首の捻挫
- trefle osteo
- 2月18日
- 読了時間: 3分
首の捻挫と聞くと馴染みはなくても
“寝違え”と言えば「あ~」となる方も多いはず。
首は頭を支えているうえに
頭を動かす役割もあるので
寝ている間よりも起きている間の方が
首の捻挫は起こりやすく
特にスポーツの競技中に起こすことも
少なくありません。
そこで今回は
スポーツと首の捻挫について紹介します。
首の捻挫ってどこで起こる?
首には、頚椎といわれる骨が7個あり
それぞれの頚椎の間、後頭骨と第1頚椎の間、
第7頚椎と第1胸椎の間の左右に関節があるので
計16個の関節があるということになります。

そもそも捻挫とは
関節の過剰な動きによって
その周囲の組織(関節包、靭帯、腱、筋肉など)を
傷めてしまうケガなので
厳密に言えばキリがありませんが
少なくとも首では関節の数である
16カ所以上で捻挫が起こる可能性があります。
また、関節運動は
近隣の関節の動きの影響を受けるので
首の捻挫の場合は、上下左右の関節を
同時に捻挫を起こすことも多いです。
どうしてスポーツの競技中に起こる?
頭の動きは主に視覚や聴覚の影響を受けていて
頭/顔の角度を変えるとこで
より多くの視覚的・聴覚的情報を得ようとします。
そのため、その対象である人やボールなどが
速いスピードで動き続けるスポーツでは
首を左右に速く捻る動きが頻発するため
首の関節に負担がかかり
捻挫を引き起こしてしまうことがあります。
また、サッカーやバスケ、ラグビーなど
コンタクトスポーツでは
スライディングやタックルなどを受けて
勢い良くバランスを崩すことで
むち打ち症やそれに似たケガ起こすこともあります。
その他にも、柔道やレスリングなどの格闘技では
頭/顔周辺での技の掛け合いや
頭部からの転倒などのによって
重度の頚部捻挫や頚椎の骨折、
それに伴う神経損傷などを
起こしてしまうこともあります。
首の捻挫の症状は?
首の捻挫は軽度であっても
痛みや機能障害(可動域低下)を伴います。
その痛みによって
周辺の筋肉や筋膜などにハリが出ると
頭痛や背中/胸部の痛み・違和感など
首以外でも不調が出ることがあります。
また、頚椎の関節部分からは
腕への神経が出ているので
捻挫の際に神経を刺激していまうと
首から手にかけて痺れや麻痺が
一時的に起こることもあります。
重度の捻挫の場合は
脊髄や脳幹を損傷することもあり
重度の後遺症が残こったり
命に関わることもあります。
最後に
首の捻挫は
発生機序(起こる原因)からしても
予防をしにくいですが
首のインナーマッスルを強化することで
安定性を高めることができて
捻挫のリスクを下げられます。
特にストレートネックのように
首の姿勢が崩れている方は
首のインナーマッスルが衰えがちなので
意識してトレーニングするようにしてみてください。
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