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執筆者の写真trefle osteo

お腹の調子を改善!?Visceral techniqueって?

今回は内臓をターゲットにした

Visceral techniqueについて紹介します。



Visceral techniqueって?

Visceraは内臓という意味で

このテクニックでは内臓、

特に腹部の臓器をターゲットとしています。


MFRやFunctional techniqueなどの

いくつかのテクニックの要素を含んでいて

ダイレクトテクニックとして用いられることが多いです。



どんな時に使われる?

主に消化不良や便秘など

お腹の調子が良くない時に用いられます。


お腹周りの筋肉/筋膜を緩めながら

腹膜や内臓などにも刺激を加えて

ハリや柔軟性の改善を促します。


また、腸間膜の構造や臓器の位置関係上

腰の状態によってお腹の調子に

影響が出ることもあるので

特にお腹の調子に問題がなくても

長期間にわたって腰に不調がある場合には

このテクニックを使うことで

お腹の不調の予防や腰痛の改善を促進するために

使われることもあります。


さらに、内臓を動かしている神経は

首~背中から出ているので

この範囲に長期的に不調がある場合にも

予防やそれらの不調の改善促進にも使われます。


そして、この神経は自律神経で構成されているので

ストレスなど精神的に健康状態が良くなかったり

長期的な不規則な生活をしている場合にも

用いられることが多いです。



注意することは?

このテクニックは

腹部の全体的もしくは局所的な圧迫を伴うものなので

腹部の状態を事前に把握しておく必要があります。


女性であれば、妊娠している場合は

腹部への圧迫は基本的にNGなので

事前に妊娠の有無を確認しておくことが必要です。


また、妊娠していなくても月経中の場合には

腹部を圧迫されることで

腹部や腰の痛みや違和感が強くなったり

経血が押し出されることで不快に感じることもあるので

施術内容を説明して了承を得てから

行うようにしましょう。


大動脈瘤(腹部)がある場合にも

腹部の圧迫によって瘤の破裂の危険があるので

高血圧など血液や循環器に指摘を受けている人には

事前にしっかりと話をきいたり

状態を確認して行うことが大切です。


その他にも、腹部に

比較的新しい傷(ケガや手術痕など)がある時には

傷口を避けたり強弱をコントロールするなど

注意をしながら施術する必要があります。



最後に

内臓は食事で摂取した栄養を分解・吸収したり

身体の状態を健康に保つために

とても大切な役割を担っています。


消化不良や腹部の違和感などの問題がなくても

首~腰の不調や日々のストレスなどによって

常い影響を受けているので

不調を感じる前にケアをすることで

できるだけ予防するようにしましょう。

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