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Anterior sacral lift(骨盤)

更新日:2023年11月10日

骨盤への施術を考えた時

うつ伏せや仰向けなど

身体を横にした状態でのものが

思い浮かぶと思いますが

実は座った状態で受けられる

テクニックもあるんです。


そこで今回は

座ったままで骨盤(仙腸関節前面)を

施術できるAnterior sacral liftについて

紹介します。




Anterior sacral lift(骨盤)ってどんなテクニック?

このテクニックは

仙腸関節の動きを促すテクニック

BLT (Balanced ligamaentum tension) の

応用テクニックでインダイレクトで使います。


施術を受ける人は

基本的にリラックスするだけでいいですが

テクニックの最後に

"のび" のような動きをすることで

より関節上での仙骨の動きを促します。



どんな時に使うの?

このテクニックは

基本的に寝た状態での施術が

難しい人に使われ

特に、妊婦さんに用いられることが多いです。


また、ぎっくり腰のように

腰部のケガによって

寝た状態でのポジションに

制限がある人にも使うことができます。

(例:ぎっくり腰→うつ伏せは避ける)


特に、妊娠やケガなど

寝る姿勢に制限がなかったとしても

痛みなど症状が強くて

寝起きの動作や姿勢の変更などが難しい場合にも

このテクニックを使うことができます。



どんなことに気をつけたらいい?

このテクニックは

骨盤の前面、つまりお腹から施術を行うので

お腹に不調があったり

施術の際に痛みが生じた場合には

使用しない方がいいでしょう。


また、妊婦さんへ施す際には

お腹の赤ちゃんの状態を把握したうえで

施術中には常に注意を払い

その妊婦さんともコミュニケーションを取りながら

何か異変を感じたらすぐにやめましょう。


ぎっくり腰など腰の状態によって

このテクニックを使う際には

仙腸関節の前面の靭帯(anterior SI ligament)の状態

把握してから行う必要があります。


このテクニックは

主にこの靭帯に刺激を与えるので

この靭帯で炎症が起こっている場合には

症状を悪化してしまうことがあります。



最後に

ほとんどの場合

腰や骨盤部の施術を行うときは

うつ伏せや仰向けなど

横になった状態で行いますが

症状や状態によっては

それが困難なこともあります。


このテクニックのように

座ったまま行えるものもうまく取り入れながら

よりその人に合った施術を行いましょう。

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