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笑い

更新日:2023年11月11日

みなさんは、日常の中でどのくらい笑っていますか?


”笑い”と言ってもいろいろ種類はありますが

ここでは”楽しい””うれしい””面白い”などの

ポジティブな感情によって起こる”笑い”に

フォーカスしようと思います。


「感情が身体にさまざまな影響を与える」

ということはよく知られていますが

実は”笑う”という行為も

身体に影響を与えることが分かっています。


今回はその”笑い”について紹介したいと思います。




”笑い”の持つ効果って?

家族や友達といる時やテレビを見ている時など

楽しいことや面白いことがあると

”笑い”としてその感情を表現しますよね。


この”笑う”という行為は

生理的にも精神的にも

身体にいい影響を与えると言われています。


<生理的効果>

筋肉の運動とリラックス効果

呼吸と血液循環の改善

ストレスホルモンの減少

免疫力の上昇

痛覚閾値の上昇


<精神的効果>

ストレス、不安感、うつ症状の減少

気分、自己肯定感、活力の上昇

記憶力、創造的思考、問題解決能力の強化

人間関係の改善

協力性、親しみやすさの上昇

精神的健康の促進

生活の質の向上


上記のほかにも

脳内での内因性オピオイドの放出が促進されることにより

痛みを和らげる働きもあります。

※オピオイド:鎮痛、陶酔作用のある化合物


また爆笑するなど思いっきり笑った時には

中等度の運動と同じくらいの運動量があるため

血液中の幸せホルモン(セロトニン)の活性化が起こります。


このように”笑う”という行為には

身体にとって多くのいい効果があるので

「笑い療法」として治療の1つとしても利用されています。


もちろん自発的に笑った方が効果は大きいですが

無理やり笑った場合にも

脳内信号伝達物質(ドーパミン、エンドルフィン)の活性化や

血液中の幸せホルモン(セロトニン)の上昇によって

健康の促進が期待されています。



笑い声を聞くだけでも効果がある⁉

自分自身が笑うことにより

生理的、精神的にいい効果が現れることは紹介しましたが

実は自分自身が笑っていなくても

誰かが笑っている”笑い声”を聞くだけでも

効果があると言われています。


この効果の1つには

笑い声は笑いを誘発する」ということも含まれています。


”笑い声”を聞くことで自分自身も笑ってしまい

先ほど紹介したような効果を得ることができます。


また”笑い声”は副交感神経の働きの回復の促進する効果があり

単にリラックスしている時よりも

”笑い声”を聞いている時の方が

副交感神経の働きが促進されると言われています。

※ただしこの研究では

被験者に20歳前後の健康学生を選抜しているので

年齢や就労の有無によって効果に変動がある可能性があります。


さらに”笑い声”には

脳内のオピオイドに対する反応を上昇させる効果があることから

社会的笑いは幼児の社会性の向上

重要な役割があると言われています。


そのため赤ちゃんのいる環境(家庭や保育施設など)では

”笑い”を多く取り入れることによって

その子の社会性が養われることになります。

また家庭においては、

お母さんと赤ちゃんの結びつきが強くなると言われています。



最後に

普段、何気なくしている”笑う”という行為は

実は私たちの身体を健康にするために

大きな効果を持っています。


しかし、この”笑う”行為は

普段意識して行うことではないので

日々の多忙さやストレスなどによって

笑うことが少なくなっている方も少なくないと思います。


もし「最近笑ってないな」と思ったら

家族や友達と楽しい時間を過ごしてみたり

テレビやYouTubeなどを見てみるなどして

”笑う”時間を作ってみてください。

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