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更新日:2023年11月11日

みなさんの落ち着く音ってどんな音ですか?


楽器の音?

好きな音楽?

好きな人の声?

自然音?

生活音?


”音”と一言でいってもいろいろな種類がありますよね。

心が落ち着く音もあれば

ストレスが溜まってしまう不快に感じる音もあります。


今回はその”音”が

人の身体に与える影響について紹介します。




騒音は病気につながる⁉

車や電車、飛行機の音、

場所によっては工事の音など

日常の生活のなかで騒音を耳にしない日はないですよね。


その騒音はストレスの原因にもなりますし

その大きさや時間の長さによって

病気の原因となることもあります。


例えば

騒音の大きさが10dB上がるごとに

虚血性心疾患は約9%、心筋梗塞は約3%

上がるといわれています。


また短い期間であっても

夜間(寝ている間)の騒音は

睡眠を妨げたりストレスの原因になったりすることで

精神疾患のリスクを高める危険性があります。


これらは

騒音がストレスに関わるホルモンや

自律神経の働きに影響することが原因しています。


それにより


・交感神経の活発化、副交感神経の機能低下

・心拍数や血圧の上昇

・血管(動脈)の柔軟性低下

・血栓の生成亢進

・血液凝固亢進

・炎症反応の亢進

・細胞の破壊活動促進


などが起こり

その結果心臓血管系の疾患や

精神疾患のリスクが高まるなど

健康に対してマイナスであるといわれています。


さらに、騒音問題は空気汚染と

隣り合わせになっていることも多いため

騒音にさらされる環境での労働や生活は

病気の罹患リスクを高めてしまうという結果になってしまいます。



音には”癒しの力”も!

ここまで騒音は身体に悪影響を与えると紹介してきましたが

”音”は騒音だけではないですよね。


マイナスな力を持つ”音”は

プラスな力も同時に持ち合わせています。


例えば身近なところで言うと

YouTubeで”リラックス効果のある音”として

川のせせらぎや海の波の音などの

自然音を収録している動画などがありますよね。


これらの音は心拍数や血圧の低下など

副交感神経優位の状態を促すといわれています。


さらにストレスレベルの減少や安心感の上昇など

主観的なリラックス効果もあります。


また最近注目されている528Hzの音は

ネズミを利用した実験で

脳内のテストステロン(ホルモン)の上昇がみられ

反対に脳内のストレスに関する物質の減少や

身体の回復を阻害する物質の減少がみられました。


※テストステロンは男性ホルモンの一種で

脳内のテストステロン濃度は

記憶力や習性(行動や振る舞い)に影響を与えます。


この528Hzの音は

別名「奇跡の音色(Miracle tone)」とも言われていて

水の分子の物理的な相互作用を変化させることで

DNAの修復を効果的に促進できるだろうと言われています。


その他にもクラシック音楽は

ストレスレベルや不安感の低下を促すことで

リラックス効果があることはもちろん

意識障害のある方に対しても

自律神経のバランスの改善

うっ血性心不全に関係する物質

(サイトカインやカテコールアミン)の減少

みられることから

音楽セラピー(Music therapy)として

医療の現場でも利用されています。


さらに笑い声は

副交感神経の働きを促進するだけでなく

副交感神経の修復を促す効果もあると言われているので

お笑い番組を見たり

笑い声の多い環境(公園や遊園地など)に

行ってみるのもいいかもしれませんね。



最後に

”音”は良くも悪くも

私たちの身体にさまざまな影響を与えます。


仕事や生活の環境など

雑音を避けて日常を送ることは難しいですが

週末やお休みの日など時間の余裕のある時には

騒音の少ない場所に足を運んでみるなどして

自分が”落ち着くと思う音”に触れる時間を

少しでも増やしてあげると

心も体もリラックスできると思います。

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